男性器の洗浄と性感染症の関係
男性器の正しい洗い方
男性器は、デリケートな部分であり、不潔にしていると病気や性感染症にかかり易い状態になってしまいます。この記事では、男性器を清潔に保つことがいかに大切であるか説明していきます。まずは、洗浄について見ていきましょう。
適切な洗浄方法
男性器を洗う際には、ぬるま湯と石鹸を使用しましょう。女性同様に男性にもデリケートソーン用の石鹸があります。男性用ソープは女性用に比べて消臭効果の高いものが多い様ですね。
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亀頭の清潔維持について
亀頭は恥垢が最も溜まりやすい箇所です。また、皮脂や汗が溜まりやすく、蒸れや易いため細菌の繁殖を促す原因になります。洗う際には、亀頭から包皮をゆっくりと引き下げ、洗浄するようにしましょう。亀頭は皮膚が薄くデリケートな部分なのでゴシゴシと洗わず亀頭周辺や包皮の内側を丁寧に優しく洗いましょう。
包茎の洗浄
包茎は、皮の中に恥垢が溜まりやすく蒸れやすいため、細菌が発生しやすくなります。そのため、清潔に保つことが大切です。特に真性包茎は、包皮に覆われているため炎症を繰り返しやすく、性感染症にもかかりやすくなったり、亀頭部分が癒着を起こしたり、陰茎がんのリスクが高くなります。真性包茎の男性は形成外科で手術を検討してみることをお勧めします。
子どものうちなら、お風呂の時に皮を下へ引っ張る様にして洗う習慣を教えてあげると良いでしょう。
また、包茎は宗教に大きな関わりがあります。
包茎と宗教と割礼(包皮切除)
<ユダヤ教>
ユダヤ教はの人々は、生後7日目に包茎手術を行います。ユダヤ人はもともと砂漠の民族であるため、水は神聖なものとされていました。恥垢が溜まると、水で洗い流す必要があったため、神を汚すことになり、包茎手術(割礼)を行い清潔な陰茎にする文化が生まれたとされています。
<イスラム教>
イスラム教もユダヤ教と同じ理由で、割礼を行います。イスラム教の場合は、生後7日目に行う場合や、10〜12歳頃に行う場合など、ユダヤ教とは割礼のタイミングに違いがあります。
<キリスト教>
キリスト教は元々ユダヤ人であったため、上記と同じ流れで割礼を行う様になったようです。
現在でも、海外では産まれて直ぐに割礼を行うことが一般的で、アメリカ人では80%、トルコ人では99%もの人が割礼を行います。このため、日本でも割礼を行っていない男性器は、「仮性包茎=恥ずかしい」という固定観念がいつのまにか根付いてしまったのかもしれません。
日本人でも赤ちゃんのうちに病院で皮を剥いてもらう人がいるそうです。その方法はとても痛々しく、皮を根元に向かって一気に引き下げるという話を聞いたことがあります。最近では、全身麻酔をして30分程度の手術を行う病院もあるようです。
炎症による性感染症のリスク
男性器を洗う際には注意が必要なポイントがあります。間違った洗い方をすると、亀頭包皮炎や性感染症のリスクが高まる可能性があります。
間違った洗い方による亀頭包皮炎のリスク
亀頭包皮炎は、男性器の洗浄不足によって引き起こされることがあります。亀頭は皮膚が薄くデリケートな部分であり、汚れや細菌が蓄積しやすいため、適切な洗浄が必要です。しかし、力任せに洗いすぎると亀頭の皮膚を傷つける恐れがあります。また、洗剤や石鹸を適切にすすぎ落とさないと、刺激やアレルギー反応を引き起こすことがあります。
性感染症へのリスク
男性器の洗浄不足や不適切な洗浄方法は、性感染症へのリスクを高める可能性があります。性感染症は、性行為や密接な接触によって感染します。男性器に性感染症のウイルスや細菌が存在している場合、洗浄不足によってこれらの病原体が残留し、他の人に感染させてしまったり、恥垢による炎症が原因で性感染症感染リスクを高めてしまう事もあります。
亀頭包皮炎の症状と原因
亀頭包皮炎は、男性器の洗い方が不十分なために起こる場合があります。その症状と原因について説明しましょう。
亀頭包皮炎の主な症状
亀頭包皮炎の主な症状は、亀頭や包皮の赤み、腫れ、かゆみ、痛みです。さらに、亀頭が乾燥していたり、ただれていたり、粘液や膿が分泌されることもあります。これらの症状を感じた場合は、早めに医師に相談しましょう。
亀頭包皮炎の発生原因
男性器の洗い方が不適切だと亀頭包皮炎が発生することがあります。亀頭と包皮の間に皮脂や汗がたまり、そこに雑菌やカビが繁殖することで感染が起こります。また、過度な洗浄や強力な洗剤の使用も亀頭包皮炎を引き起こす可能性があります。その他にも、性行為や性器の摩擦、アレルギー反応などが原因となることもあります。
亀頭包皮炎は、男性器の洗い方に注意することで予防することができます。適切な洗浄方法や亀頭の清潔維持、包皮下のケアが重要です。また、亀頭包皮炎の症状が出た場合は、早めに医師の診断を受けましょう。
性感染症について
上記の亀頭包皮炎のように、傷が原因となって性感染症の感染リスクを高めてしまうため、包茎手術をしていない男性は特に丁寧に洗浄する必要があります。
性感染症一覧
性感染症には多くの種類があります。男性の場合、よく見られる性感染症には以下のようなものがあります。これらの性感染症は、性行為の際に感染のリスクが高まることが知られています。
- 淋菌感染症(淋病)
- クラミジア感染症
- 梅毒
- 単純ヘルペス(※口唇ヘルペスと性器ヘルペスがあります)
- ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症(性器イボ)
- HIV感染症(※エイズは、HIVの治療をしないと発生する病気です。)
【参考情報】
口腔内に存在する性感染症の病原体が性器に感染することもあります。
オーラルセックスの場合、以下の性感染症に感染する可能性があります。
<高確率>
梅毒
ヘルペス
クラミジア ・咽頭クラミジア
淋病(淋菌) ・咽頭淋病(淋菌)
マイコプラズマ・咽頭マイコプラズマ
ウレアプラズマ・咽頭ウレアプラズマ
<低確率>
尖圭コンジローマ
HIV(口腔内に傷がある場合)
B型肝炎
性感染症は、唾液を介して感染するものとそうでないものや、感染力が強いものと弱いものがあります。また、性感染症の症状は一人ひとり異なるため、無症状のケースも多いです。しかし、性感染症が無症状でも他の人に感染させることがあるため、感染を予防するためには安全なセックスプラクティスを実践することが大切です。
性感染症の予防方法
性感染症の予防には、以下のような安全なセックスプラクティスが推奨されています。
- 適切なコンドームの使用
- パートナーとの相互信頼関係の構築
- 定期的な性感染症検査の受ける
- 性感染症に関する情報の正しい理解
男性器を清潔に保つことも、病原菌によっては性感染症のリスクを抑えることができます。
以上が、男性器の洗い方と性感染症との関係性についての情報です。性感染症は注意が必要な問題ですので、適切な予防方法を実施することが大切です。
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